夏一番の話題映画―『唐山大地震』
馮小剛(フォン・シャンガン)監督の話題作、『唐山大地震』がいよいよ公開されます。
この映画は1976年7月28日に中国河北省唐山を中心に起きたマグニチュード7・8の大地震の惨劇を描いたものです。ストーリーは地震発生直後に瓦礫に娘と息子を閉じ込められた母親が、どちらか一人しか助けられないという過酷な状況から始まります。原作は中国系カナダ人作家、張翎の小説「余震」で、今回映画向けに編集したものです。
公式記録によりますとこの地震で、約24万2000人の人がなくなっています。被災中心地の唐山市は当時中国でも有数の工業都市でしたが、この地震で、街のほぼ全体が壊滅しました。この頃の中国は文化大革命の真っただ中で、海外からの援助も受けなかったばかりか、唐山が北京に近いことから混乱を避けるために地震が起こったという報道も最初は行われていませんでした。
そんなこともあり、中国の人たちの関心も高く、公開前から、「今年一番の感動作」と言われています。先日北京で行われた試写会では感極まって「号泣」する人が続出したということです。
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「孟宗竹」の由来
日本でも春の食べ物として食卓に上がる筍ですが、こちらもルーツは中国です。中国も3月に入って南のほうで取れた筍がそろそろ出回り始めました。この筍の種類はいろいろですが、主に食べられているのは「孟宗竹」と言う品種のものです。
呉の時代に「孟宗」と言う若者がいました。彼の母親は病気でしたが、ある冬の日に「筍が食べたい」と言います。親孝行の「孟宗」は山に出かけ、雪の積もった地面を掘り進んでいくと、「筍」が見つかり、お母さんに食べさせてあげることができたそうです。このお話から「孟宗竹」と言う名前がつき、日本へは1730年ごろに現在の沖縄を経由して日本国内に広まっていったと言うことです。
日本では、一度ゆでてあく抜きをしっかりしてから煮物などに使うのが一般的ですが、中国では生のまま炒め物や揚げ物に使います。
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北京春の風物詩 ―“柳絮”
日本ではあまり見られない光景ですが、4月の終わりになると中国ではふわふわと空気中を白い綿のようなものが漂い始めます。これは綿毛の付いた柳の種子で“柳絮”(リュウジョ)といわれています。日によって量は違いますが、多い日は挨拶言葉でも“下雪了”(雪が降るね)というほどです。
この“柳絮”は街中の至る所に漂い、人の出入りが多いレストランなどでは店の中にもフワフワと舞っていることがあります。最近は風物詩と受け止めるよりも、この綿毛による健康への懸念なども心配され始めていて、2009年からは“柳絮”の発生を抑えるために柳の木にホルモン注射を打つ対策などもとられるようになりました。
ただ、今年は春先の冷え込みが厳しいので、まだ“下雪了”という挨拶は見ることが出来ません。
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「虎渓三笑」の舞台-盧山
中国仏教の祖と言われる慧遠法師は山の中にある寺から出たことがなく、ふもとにあるトラの里と言われる「虎渓」すら行ったことがありませんでした。ある日、詩人の陶淵明と道教家の陸修静が寺を訪ねたときのお話です。見送りに出た慧遠法師は話に夢中になってしまい、虎渓を超えたこともまったく気が付かずトラのほえる声で始めて自分のいる場所に気がつき、3人で大笑いしたというお話で、絵を書くときのタイトルとしてもよく使われています。
舞台となった盧山は江西省にある山で、その昔、風光明媚な景色は詩や絵の題材として好まれ、李白やは白居易などもこの地を訪れたと言われています。19世紀の終わりから欧米人の避暑地として開発が進みました。その後、国民党時代は「夏の首都」としても使用され、蒋介石の避暑地なども残されています。最近は夏になると涼しさを求めてやって来る中国人観光客でにぎわいます。
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桃のお話
春の花と言って日本人がすぐに連想するのは「桜」ではないでしょうか。中国では桜というよりは「桃」の花のようです。桃の原産地はもちろん中国、西安から北に行った陜西省と甘粛省にまたがる標高600~2000メートルの山岳地帯にある野生種が原型といわれています。紀元前15世紀の殷の時代の遺跡からも桃の種が見つかっていて、そこからシルクロードを経て古代ペルシャに伝わり、ヨーロッパ各地に広がっていったと見られています。
中国での桃のイメージは「みずみずしい美しいもの」で、最古の詩集『詩経』にはお嫁に行く前の女性を桃に例え初々しい女性の象徴として書かれています。この他にも桃の木には「魔よけ」の効果があると考えられていて、春節には玄関先に「桃の木で出来た板」を飾ります。陶淵明の『桃花源記』には不老不死の薬効として「仙木」として紹介されているほどです。なるほど仙人の住む里は「桃源郷」ですね。
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春分の日
3月は春分の日があります。日本では春の彼岸の中日にもあたり、お墓参りに出かけたり、おはぎやぼた餅を作って食べる習慣があります。この日は24節季のうちの1つで、もちろん中国から伝わったものです。この24節季を更に5日間ずつ分けた72候で見ていきますと、最初の5日は「玄鳥至」、ツバメが南からやってくる。真ん中の5日間は「雷乃発声」、遠くで雷の音がし始める、最後の5日間が「始雷」、稲光が初めて光る、といったように春が訪れる情景を上手く表現しています。
またこの日は日光が赤道をまっすぐに照らすため、4000年前の中国では春分卵といって、卵を立てることを行っていたそうです。卵は「生まれる」という意味から西洋でも昔から春や豊作の象徴として「イースター」などでも飾られていますが、「春」に期待を込める気持ちが分るような気がしますね。
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もう一つの“闪”
“闪”は名詞・動詞として使い、“闪”、“闪电”は「いなずま」、動詞は「きらりとひかる、きらきらする」という意味になります。最近若い人たちの間ではこれが転じて「光る=まぶしすぎる=高慢な」という意味にも使われているようです。例えば“他很聪明,但是很闪”は「彼はとても聡明だ、しかし高慢だ」となり、あまりいい意味では使われません。
もう一つの使われ方は「いなずま」が転じて“闪婚”と“闪离”、これはどういう意味になるか想像できますか? “闪婚”は「稲妻のようにパッと結婚する」つまり「スピード婚」のことです。ということは“闪离”はもうお分かりですね。そう「スピード離婚」です。最近の生活のスピードは確かに“闪”ですが、結婚も離婚も“闪”なんてまるで何かの競争のようですね。
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中国の教育事情(大学進学)
経済の急激な発展に伴い、中国の教育もずいぶん様変わりしてきました。特に目立つのが大学の卒業者数の増加です。中国の大学進学率は2010年の今年は約25%になりました。つまり高校を卒業した4人に1人は大学に進学しているということになります。
大学卒業者が増え続ける理由はもちろん一人っ子政策や親の収入のアップそれに国が高等教育の水準を引き上げる目的で毎年約5億元を教育機関に投資してきているためです。
中国政府も大卒者の増加は「エリート育成」から「一般大衆の教育」に方向転換を済ませたものとみて、これからも大卒者の増加を計っていく予定で、2020年までには大卒以上の資格を持つ人を現在の2倍の2億人にしたいとしています。
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春を告げる緑茶 ― 「西湖龍井茶」
この冬は中国人でも「寒かった」と言うほどの極寒の北京ですが、待ちわびる春もなかなか訪れてくれません。でも3月にはいって、そろそろ「新茶」を待ちわびる声も街の中で聞かれるようになって来ました。
新茶といって思い浮かべるのは中国でもやはり緑茶です。中国の緑茶で有名なのは「西湖龍井(シーフーロンジン)」です。その名の通り浙江省杭州にある西湖のほとりの龍井村で作られるお茶のことを言います。龍井茶の特徴は茶葉を乾かす工程、「揉念(ロウニェン)」の作業で茶葉一つ一つを潰す様に乾かすために形が扁平型になるところです。ここにお湯を注ぐと茶葉が開いて、みずみずしい芽や葉が膨らむのです。おいしさと形の珍しさもあって、この龍井茶の人気は絶大で、そのため、偽物も多く出回っているのが実情です。ここ最近になって国の法律が改正され、今年から龍井村以外で作られた緑茶には「龍井」の名前をつけてはいけないことになりました。
このお茶の収穫は早ければ毎年3月15日過ぎから始まり、4月前後の清明節前までのお茶を明前茶といい、まさに最高級新茶として中国国内で販売されます。この清明節の後から24節季の穀雨までのお茶を雨前茶(別名:二春茶)といい、これも高級茶として販売されます。
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大学の共通選択科目始まる
「この大学のこの授業を受けてみたい」、そんな学生の声にこたえるかのような新しい試みが北京の16の大学で始まります。何と91もの科目を共通単位にして自由に選択できるようにするというものです。
気になる科目ですが人気は「中国株市場」、「起業基礎」、「実用心理学」など実用的なもので、「京劇鑑賞」、「中国音楽理論と音楽鑑賞」といった古典の芸術系のものは今の学生には受けないようです。その中で一番人気なのが「日本アニメ作品研究」のクラスで定員の180人はあっという間に一杯になってしまいました。このクラスは中国電影大学が始めて開講するクラスで担当の教授は流行りもののアニメだけではなく、物事を深く考えさせる内容のアニメ映画を中心に授業で取り上げていきたいとしています。
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